釣りにおいて、リールはとても重要です。なぜなら、リールの性能がキャスティングの飛距離に関わってきたり、魚がヒットしたときの駆け引きに関わってきたりするためです。
リールは他のパーツよりも稼働量が多いことから、大切に扱わないとトラブルの原因になってしまいます。
リールの調子が悪いと感じたときに必要なのが、メンテナンスであるオーバーホールです。まだ、リールのオーバーホールを試したことがないという方は、オーバーホールにかかる値段と期間が気になりませんか?こちらでは、オーバーホールの詳細とリールの種類、リールに関するよくあるお悩みと、オーバーホールの最適な周期についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
オーバーホールの値段はどのくらい?
リールをベストなコンディションに保つには、メンテナンスであるオーバーホールが欠かせません。リールは購入して数年が経つと、オイルやグリスの大半が抜けてしまいます。その状態のまま使用するとパーツ同士の摩擦が大きくなり、ギアやベアリングが急激に摩耗してしまいます。
一見問題ないように思えても内部のパーツが壊れている可能性があるため、少しでも使い心地に違和感があればオーバーホールを検討することをおすすめいたします。
しかし中には、「自分でもできるのでは?」「値段が気になる」などの理由から、躊躇している方もいらっしゃるでしょう。ここでは、オーバーホールの値段などの詳しい説明と、リールの種類についてご紹介しますので、ぜひリールのオーバーホールを依頼する前にチェックしてください。
そもそもどのようなことをするの?

そもそもオーバーホールとは、リールにどのようなことをするのか、ご存じない方も多いかと思います。オーバーホールとは、リールを分解してクリーニングする作業で、車の車検や定期点検のようなものです。
リールの使用後には、メンテナンスを行っている方がほとんどかと思いますが、オーバーホールでは日頃手入れができない、リールの内部を分解・洗浄し、グリスアップを行います。リールは精密機器のため、内部のメンテナンスにはプロの技術が必要です。そのため、専門知識を持つプロに依頼し、オーバーホールを行ってもらいます。気になるオーバーホールの値段は、作業代が5000円前後となっており、後は交換が必要なパーツ代が追加されます。
交換が必要なパーツは、リールを分解してみないとわからないため、内部の劣化具合によっては、パーツ代だけで費用が高額になる場合もあります。大切なリールのコンディションをベストな状態に保つためや、長持ちさせるためにオーバーホールは欠かせないのです。
中には、「自分でもできるのでは」とお考えの方もいらっしゃるかと思います。しかし、リールを分解し、再度組み立てるためには専門的な知識が必要です。自分で行うと組み立て方を間違えてしまったり、拭き取ってはいけないグリスを取り除いてしまったり、ネジの締め方が甘かったりと、様々な問題が発生してしまうおそれがあります。
そのため、オーバーホールは経験も知識も豊富なプロに依頼することをおすすめいたします。
種類
リールには様々な種類があります。主に使用されている5つの種類についてご紹介します。
スピニングリール

初心者はもちろん、上級者も扱いやすいリールが、スピニングリールです。スピニングリールは万能で、磯釣りや船釣り、投げ釣りやルアーフィッシングなど、様々なシーンで活躍します。サイズも豊富で、価格帯の幅も広いため、目的にあわせて選ぶことができます。また、スピニングリールには、釣り初心者の方におすすめの、ほとんどの釣りを楽しめる汎用と、遠くに仕掛けを投げる遠投用がありますので、用途にあわせてお選びください。
ベイトリール

「ベイトキャスティングリール」や「両軸リール」とも呼ばれるのが、バスフィッシングなどのルアーフィッシングで主に使用される、ベイトリールです。スピニングリールよりも歴史が古く、船釣りのリールに用いられてきました。ルアーフィッシングの人気に伴い、多くのメーカーが様々なベイトリールを販売しているため、狙う魚によって使いわけることができます。ベイトリールには、軽いルアーに最適なベイトフィネスと、一般的に使用されている汎用ベイトリールがあるため、狙う魚にあわせて選びましょう。
フライリール
リールの中で最も歴史が古いのが、フライフィッシング専用のフライリールです。他のリールとは異なり、巻き上げ性能よりも操作性を重視していて、シンプルな構造が特徴です。フライリールはスプール幅の違いによって、ナロースプールとワイドスプールにわけられ、好みで使い分けることができます。
太鼓リール
フライリールと見た目がそっくりな太鼓リールは、落とし込み釣り専用のリールです。太鼓型をしたリールには他にも、筏釣り用のリールがありますが、太鼓リールと筏釣り用のリールとの大きな違いは、ラインの巻き取り量にあります。太鼓リールのギア比は1:1、筏釣り用のリールのギア比は3:1となっています。太鼓リールもシンプルな構造で、余分な機能がついていないため、故障が少ないのが特徴です。
電動リール

内蔵した電動モーターによる自動巻き取り機能を、両軸リールに備えたものが電動リールです。バッテリーで駆動するため、手動式のリールと比較して、釣り上げ時の疲労感を減らすことができます。主に、大型魚や深海魚を釣る船釣りで使用されるため、リールも大型のものがほとんどでしたが、近年ではゲーム性を追求した小型の電動リールも多く販売されています。
【期間】どのくらいの頻度でするのがいいか
オーバーホールの値段や必要性が理解できたら、次に気になるのが、オーバーホールを依頼するタイミングや期間の目安です。オーバーホールは、どのくらいの頻度で行うのがいいのでしょうか?ここでは、よくあるリールの悩みと、オーバーホールの最適な周期についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
よくあるお悩み

「リールの調子が悪い」などの悩みを抱えていませんか?リールに違和感が出てきたら、オーバーホールを行うタイミングです。よくあるリールの悩みに当てはまる症状があれば、ぜひオーバーホールを依頼しましょう。
ハンドルの回転が重い
ハンドルの回転が重くなるのは主に、スプールの変形の他、リール内部のベアリングやギアの不具合が原因で起こります。オーバーホール後に、不具合のある部品があれば交換します。
ハンドル回転にシャリ感やゴリ感がある
スピニングリールとベイトリールで最も多いのが、ハンドル回転時に、シャリ感やゴリ感がするという悩みです。シャリ感やゴリ感は、リール内部のベアリングの錆や塩かみ、ギアの摩耗や破損、ワンウェイクラッチやシャフトの錆や曲がりなどが原因なので、オーバーホール後にベアリングやギアの交換を行います。
飛距離が出ない
ベイトリールで多いのが、飛距離が出なくなったという悩みです。リール内部のベアリングが主な原因のため、オーバーホールでベアリングの調整を行い、不具合があれば交換します。
ストッパーの効きが悪い
ストッパーのつめの塩かみや摩耗、ローラークラッチのベアリングの汚れや摩耗などが、ストッパーの効きが悪くなる主な原因です。オーバーホール後に、ストッパーのつめやベアリングなどを交換します。
ドラグがスムーズに出ない
ドラグのグリス切れや水の侵入の他、ドラグワッシャーの劣化が原因です。オーバーホールでドラグの清掃とグリスアップを行ったり、ドラグワッシャーを交換したりします。
ドラグが効かない
ドラグワッシャーにグリスやオイルが付着していることや、ドラグワッシャーの劣化が原因です。オーバーホールでドラグの清掃とグリスアップを行ったり、ドラグワッシャーを交換したりします。
スプールが上下しない
クロスギアの摩耗や破損などが原因と考えられるため、ギアの交換を行います。
定期点検
ベストなコンディションでリールを使用したい方は、定期点検としてオーバーホールを行っています。悩みを抱えないためには、定期的なオーバーホールが欠かせません。
ご自分で分解して組み立てできない
意外と多いのが、ご自分でオーバーホールしようと分解・清掃を行った後に、組み立てできなくなったという悩みです。経験がない方がオーバーホールを行うのは、非常に難しいため、ぜひプロに依頼することをおすすめします。
最適な周期

大切なリールを長持ちさせるために、使用後のメンテナンスを毎回欠かさず行っている方も多いかと思いますが、オーバーホールはどれぐらいの頻度で行えばいいのでしょうか?オーバーホールの最適な周期は、使用回数によって異なります。
年に1回
1カ月に4回の海水・汽水での釣りを毎月、1カ月に8回の淡水での釣りを毎月のペースで行っている方は、1年に1回がオーバーホールの最適な周期です。
半年に1回
1カ月に6回の海水・汽水での釣りを毎月、1カ月に15回の淡水での釣りを毎月のペースで行っている方は、半年に1回がオーバーホールの最適な周期です。
違和感や不具合がひどい場合
最適な周期に関係なく、早めにオーバーホールをご依頼ください。
気になる症状がない
リールに違和感や不具合がなく、快適に使用できている場合でも、最適な周期を目安にオーバーホールを依頼することをおすすめします。
オーバーホールは釣行回数にあわせて行うことが大切です。オーバーホールを定期的に行わないと、釣りの最中に正常に動かなくなるような事態を招くこともあるので、ぜひ面倒がらずに行ってください。
リールのオーバーホールはリールオーバーホール.comにお任せを
「リールを使用して違和感がある」「リールに不具合があって正常に動かない」「巻き取り時に異音がする」など、リールに関するお悩みをお持ちの方は、オーバーホールをご検討ください。オーバーホールの作業代は5000円前後となることが多く、これにパーツ交換が加わると高額な値段になることもあります。年に1回、半年に1回がオーバーホールの最適な期間ですが、使用回数によっても異なるため、まずはプロにご相談ください。
リールオーバーホール.comは、クイックさに定評のあるリールメンテナンス業者で、素早く修理を行うため、代替品を準備する手間が省けます。全国からのご依頼を受け付けており、宅配により修理依頼が可能なため、お気軽にご依頼いただけます。特殊な部品交換がなければ、商品到着後最短で翌日、平均して3~5日で作業完了となります。
お客様のニーズに合わせて3つのコースをご用意していますので、お気軽にお問い合わせください。違和感や不具合がないリールも、ぜひリールオーバーホール.comで定期点検を行い、ベストなコンディションを保ちましょう。
リール修理やメンテナンスに関する情報はこちら
リールのオーバーホールの依頼ならリールオーバーホール.comへ
会社名 | 株式会社T-Horse |
---|---|
サイト名 | リールオーバーホール.com |
住所 | 〒236-0025 神奈川県横浜市金沢区野島町1丁目夕照橋横の桟橋 |
TEL | 080-7542-2913 |
reeloverhaul@marine-style.com | |
URL | https://reeloverhaul.com/ |