リールメンテナンスで値段以外に重視したいポイントは?

リールメンテナンスを行う際に、値段ばかりを重視していませんか?こちらでは、日常メンテナンスを行う前に知っておきたい、アイテム選びのポイントと、メンテナンス方法をご紹介します。合わせて、オーバーホールの対応可能リール、メンテナンスとオーバーホールの違いもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

自分でできる日常的なリールメンテナンス

釣行の度に欠かせないリールメンテナンスには、手間と費用がかかるので、値段を重視する方も多いかと思います。ここでは、日常メンテナンスのアイテム選びのポイントと、メンテナンス方法についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

アイテムの選び方のポイント

ポイントの文字を覗くルーペ

リールメンテナンスを行うには、様々なアイテムが必要です。リールメンテナンスに使用するアイテムは値段重視で選ぶ方もいらっしゃるかもしれませんが、他にも様々なポイントがあります。下記を参考に値段以外のポイントもチェックしてみてください。

オイル

日常的なリールメンテナンスには、グリスよりも粘度が低いオイルが最適です。店頭やネットで販売されている様々な値段のオイルの中から、どれを選んだらいいのか悩んだ場合は、格安のものと比較すると少々値段が高くなりますが、リールと同じメーカーのオイルを選ぶことをおすすめします。バス釣り用ベイトリールなどには、回転性能を高めることに特化した、低粘度のオイルをお選びください。

ただし、低粘度だと揮発性が高いため、オイル不足にならないように、こまめなリールメンテナンスが必要となります。また、海水で使用するリールには、防塵性や防錆性が必要となるので、多少の粘度がある耐久性のあるオイルがおすすめです。

グリス

グリスには、スプレータイプ・チューブタイプ・容器タイプなどの種類があります。日常的なリールメンテナンスには、低粘度で浸透性が高く、扱いやすいスプレータイプのグリスがおすすめです。

ドラググリス

ドラグを長持ちさせるためには、ドラグ専用のドラググリスを使用することをおすすめします。リールと同じメーカーのドラググリスをお選びください。

パーツクリーナー

ギアやベアリングに付着している、古いオイルを取り除くために必要なのがパーツクリーナーです。ホームセンターなどで販売されている、ブレーキクリーナーでも代用可能です。

リールチューニング用オイル

ギアやベアリングの滑りをよくするために必要なのが、リールチューニング用オイルです。釣具メーカーから、専用のものが販売されています。

柔らかい布

水洗い後の拭き上げや、水洗い不可の汚れ取りに使用する布は、パーツを傷つけないために、柔らかいものをお選びください。

綿棒

細かい部分の水分や汚れを取り除くために、欠かせないのが綿棒です。一般的なサイズの綿棒と、赤ちゃん向けの極細の綿棒があれば、便利に使うことができます。

メガネレンチ

リールメンテナンスで使用するメガネレンチは、10~13mmのものをお選びください。サイズの合わないレンチを使用すると、頭が崩れてしまう可能性があるので、注意が必要です。

ドライバー

リールには多数のネジが使われているので、メンテナンスにはドライバーが必要です。ほとんどはプラスドライバーで対応できますが、ベール部分などではマイナスドライバーしか対応できないため、プラスとマイナスの両方を揃えておきましょう。また、リールのネジは非常に小さいため、精密ドライバーをご用意ください。さらに、サイズのあっていないドライバーを使って、ネジ山をつぶしてしまなわないためにも、複数のサイズのドライバーを用意しておくと安心です。

ピンセット

小さいネジやワッシャーなどの細かいパーツを取り外すには、ピンセットが必要です。ピンセットがあれば細かいところまで届くので、作業がはかどります。先端が曲がっているものなど、自分が扱いやすい形状のピンセットをお選びください。

ペーパー類

ティッシュペーパーやキッチンペーパーは、汚れを拭き取ったり、取り外したパーツを置いたりと、リールメンテナンスに欠かせません。濡れても破れにくいキッチンペーパーがあれば、便利に使えます。

メンテナンス方法

リール05

愛用のリールを長持ちさせるためには、釣行後のメンテナンスが欠かせません。釣行後に必ずやっておきたいリールメンテナンスは、わずか3ステップで完了します。プロに依頼する場合は、値段が気になることもありますが、下記のリールメンテナンスは、値段を気にせず行えます。

ステップ1.リールの水洗い

釣行後すぐに行いたいリールメンテナンスが、リールの水洗いです。リールの内部に水が入らないように、ドラグをしっかりと締めてから水をかけ、ゴミやホコリなどの汚れを洗い流します。水洗いする際は、グリスなどの油分が流れ出すことを防ぐために、冷水で洗いましょう。

ステップ2.リールの陰干し

水洗いしたリールは、ハンドルを回転させたり振ったりして、できるだけ水分を残さないようにします。布やペーパーで水分をしっかりと拭き取ったら、直射日光の当たらない屋外や、風通しのよい室内などで陰干しします。

ステップ3.必要な部分の注油

リールが完全に乾いたら、ラインローラーやベール摺動面、ハンドルノブやメインシャフトなどの必要な部分に注油します。

リールメンテナンスを行えば行うほど、リールへの愛着が湧いてくるので、大切なリールを快適に使い続けるためにも、釣行後には必ずお手入れすることをおすすめします。日常メンテナンスを行っていても、パーツの劣化などが原因で、リールに不具合や違和感が生じるため、日常的なリールメンテナンスにプラスして、定期的なオーバーホールも必ず行いましょう。

値段だけで比較するのはNG?依頼時のポイントとは

リールに違和感や不具合が出た場合、修理やオーバーホールを依頼するかと思いますが、依頼時にはいくつかポイントがあります。値段だけでなく各ポイントをしっかりと比較し適切な業者にオーバーホールをご依頼ください。ここでは、修理やオーバーホール対応が可能なリール、日常メンテナンスとオーバーホールの違いについてご紹介します。

対応可能なリール

3つのリール

修理やオーバーホールは、リールに違和感や不具合が生じた際に依頼しますが、実はすべてのリールに対応できるわけではありません。多くの業者で修理やオーバーホールが対応可能なリールは以下のとおりです。

製造が中止しているリールの場合

主なメーカーではリールなどの釣具のパーツを、製造中止後6年しか保有していないため、その期間を過ぎたリールは、修理ができなくなってしまいます。ただし、パーツの在庫が残っていたり、代用パーツか使用できたりする場合は対応可能です。修理を諦める前に、まずは問い合わせすることをおすすめします。各メーカーのホームページでは、修理不能やパーツ供給不能のリールが掲載されているので、事前にご確認ください。

限定モデルのリールの場合

限定モデルなどに使用されている特別なパーツは、製造中止後6年以内にも関わらず、在庫が残っていない場合もあるので、限定モデルは早めの修理やオーバーホールが欠かせません。ただし、限定モデルも通常のリールと同じく、パーツの在庫が残っていたり、代用パーツが使用できたりする場合は、修理が可能となります。

国内正規品

国内正規品のリールであれば、基本的に対応可能です。

改造されていないリール

装飾やデザインを改造したり、改造パーツを使用していたりするリールは、修理やオーバーホールができない可能性があります。

業者によって対応可能なリールが異なる可能性もあるので、事前にご確認ください。

メンテナンスとオーバーホールの違いとは

電球と人差し指

釣行後に行う日常的なリールメンテナンスと、定期的に行うオーバーホールには、どのような違いがあるのか、気になる方も多いかと思います。メンテナンスとオーバーホールには、様々な違いがあります。

メンテナンス

メンテナンスの意味は「維持」や「保守」です。リールの性能を維持するための整備作業で、日常的に行うお手入れのことを指しています。違和感がない場合でも、釣行後に必ず行うことで、リールを常にベストなコンディションに保つことができます。また、オーバーホールとの違いは、工具を使って分解するかどうかです。リールメンテナンスでは手の届く範囲までしか、パーツを外したり清掃したりしません。

オーバーホール

「分解検査」や「修理」を意味するのが、オーバーホールです。オーバーホールでは様々な工具を用いて、リールをパーツの状態までバラバラに分解し、それぞれのパーツの検査や点検を行います。内部の汚れを取り除いたり、劣化したパーツを新しいものに交換したりすることによって、リール本来の性能を取り戻します。

オーバーホールを行うには、専門的な知識が必要なため、メーカーや業者に依頼することが一般的です。オーバーホールは人間の健康診断や車の車検のように、リールに不具合や違和感がなくても、リールをベストな状態に保つために、定期的に行うことをおすすめします。オーバーホールの値段は業者やリールの種類、状態によって異なります。複数の業者に見積もりを依頼し、値段を比較するだけでなく、オーバーホール方法もしっかりと確認すると安心です。

オーバーホールはリールオーバーホール.comにご相談を!

日常的なメンテナンスは、リールをベストなコンディションに保つために欠かせないので、釣行後には必ず行いましょう。リールの違和感や不具合が気になったら、オーバーホールをご依頼ください。素早く修理を行いますので、代替を用意する必要がございません。オーバーホールに関するご相談は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

リールのメンテナンスについて値段以外に重視したいポイントがおありならリールオーバーホール.comにご相談ください

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